〜地球の未来、生分解を考える〜
私たちが、できることは?
●生分解とは?
自然は自浄作用をもっています。バクテリアや菌類などの微生物が有機化合物を分解して無機物※に変える働きを「生分解」と呼びます。人間が作った有機化合物が土壌、河川や海に排出されると、有機化合物は時間をかけて生分解され、土や水などの無機物に還っていきます。生分解のスピードが速い場合、環境への負荷は小さく、生分解に時間がかかる物質は、環境に負荷をかけるリスクが大きくなります。
生分解のスピードは物質の性質によって異なり、生分解が行われる場所、酸素量、温度、湿度など様々な環境条件によって変化します。綿などの天然素材は生分解性が高く、石油製プラスチックなどの化合物は生分解に莫大な時間を要し、飲料用ペットボトルは、分解に450年かかると言われています。
※水、空気、鉱物など
●生活排水
水質汚染の原因は工業排水が主とされた時代もありましたが、工業排水の対策が進んだ現在では汚染の原因の70%が、一般家庭からの生活排水のようです。環境省によると、排水に含まれる汚染物質の量は、キッチンから出る排水に含まれる食品、油、洗剤などが約40%、次いでトイレからが30%、お風呂からが20%で、洗濯などからが10%程とされています。
各家庭から出た汚染物質は、下水道が整備された地域では、下水処理場で処理したうえで海や川に戻されるため、環境汚染の心配は少ないようです。日本の下水道の普及率は、全国平均で73.7%(2010年)で、下水道がない地域では、合併処理浄化槽の普及が進められています。下水処理、合併処理もないまま排出される生活排水は、環境に重い負荷を与える可能性が高くなります。
生活排水に関わる私たち1人1人が、環境を意識して生活に使うものを選ぶ時代になっています。
参考:環境省ウェブサイト、「プラスチックを取り巻く国内外の状況」、日本石鹸洗剤工業会 ウェブサイト、「安全と環境」
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※1 OECD(経済協力開発機構)301D規格テストにより、生分解されやすい処方と証明されています。
※2 OECD(経済協力開発機構)208規格テストにより、排水を庭の芝生や植物の水まきに利用しても、植物の生育に悪影響を与えない処方であると証明されています。