〜3次活動、時間の使い方〜

〜3次活動、時間の使い方〜

人生の満足度に関係があるようです

●1次活動、2次活動、3次活動とは
政府は社会生活基本調査(2016年)において、人々が1日においてどのように時間を使っているかを、1次〜3次の3つの活動に分けて調査しました。1次活動は生活に必須な食事や睡眠、身の回りの用事など、2次活動は仕事や家事などの労働で、3次活動は前述2つ以外で自由に過ごすことのできる時間です。

3次活動時間=24時間-生活の基本活動(1次活動)-仕事や家事(2次活動)

この統計によると60〜64歳では、1次活動が628分、2次活動が403分、3次活動が409分ですが、75歳から79歳では、それぞれ705分、220分、515分となり、3次活動の時間が増加しています。3次活動を男女別にみると、女性に比べて2次活動が少ない高齢の男性では65歳以上で500分を超え、65~69歳で511分(8時間31分)であり、70歳以上では9時間を超えます。女性は男性に比べ2次活動時間が多く、3次活動時間は、65~69歳で429分(7時間9分)、80歳以上で8時間超となります。

若い世代では仕事や家事、育児、介護などの2次活動の時間が1日の3分の1以上の時間を占めるため3次活動の時間は比較的少なく、休息や交遊などの時間に充てられているようです。一方、2次活動の少ない高齢者では、6時間以上となる3次活動の時間は日々のメインの時間ともいえます。3次活動は高齢者の生き方そのものといえ、3次活動時間の使い方が、高齢者の生活の満足感、ひいては人生の満足感に関係しているとも言えます。

●自己実現をめざす
内閣府発表の平成26年(2014年)の高齢者の日常生活に関する意識調査結果から高齢者が実際に生きがいを感じる時の回答を見ると、「趣味やスポーツ」(47.3%)、「友人や知人との食事や雑談」(42.3%)、「家族との団らん」(39.4%)、「旅行」(33.5%)、「孫との交流」(24.0%)、「社会奉仕や地域活動」(15.5%)、「勉強や教養」(12.2%)など、3次活動で生きがいを得ていることが多いことが示されています。

第一位である「趣味やスポーツ」で思い出すのが、マズローの欲求5段階説※です。欲求5段階説では、人は「生理的欲求」、「安全の欲求」、「社会的欲求(所属と愛)」、そして「承認の欲求」が満たされると、さらに高次にある「自己実現の欲求」を求めるという考え方です。年齢に関わらず、趣味やスポーツにおいて、目標に向かって自分を高めていくことは最も高次な欲求である「自己実現の欲求」を満たす行動といえるでしょう。年齢を重ねた時、1日8時間超にも及ぶ3次活動の時間を目的や目標に向かって使うのと、なんとなく場当たり的に過ごすのでは、本人の人生の満足度に大きな違いがでることは容易に想像ができます。

※マズローの欲求5段階説は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが人間は自己実現に向かって絶えず成長すると仮定して、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもの。

参考:健康長寿ネット「高齢者の余暇活動と生きがい感」

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