鮮やかな赤い色のビートルートはとても栄養豊かな野菜。ビートルートは日本ではビーツ、テーブルビーツと呼ばれることもある丸く大きな根菜ですが、欧米では日常の食卓でとてもポピュラーな食材です。
美容と健康の強い味方
ビートルートは赤い色素のペタシアニンを豊富に含み、切ると赤い色が現れます。
2000年以上前の古代ローマでは、発熱や便秘の薬として用いられていました。
欧米では日常的に料理に使われ、食べられ方はさまざまでオーブンでまるごと加熱しサラダにいれる、肉料理の付け合わせにする、茹でる、焼くなどして食べます。
ボルシチに代表されるシチューや、鮮やかな色のスープでもよく食されます。
カフェのメニューには、ビーツを粉末状にしたビーツパウダーを泡立てたミルクと混ぜたビーツラテがあるようです。
食物繊維、葉酸、マンガン、カリウム、鉄分、ビタミンCなどを豊富に含む美容と健康の強い味方の野菜で、奇跡の野菜と呼ばれることも。
鮮烈な赤色が、食卓を華やかにすることも好まれています。
スポーツ選手に人気
ビートルートを絞ったビートルートジュースは近年、スポーツ選手特に持久系スポーツのアスリートに人気があります。
ビートルートジュースに多く含まれる硝酸塩は、体内で亜硝酸塩に変換されたのち一酸化窒素(No)に変換されます。
一酸化窒素は運動するからだにとって有効であるというさまざまな報告があります。
ビートルートジュースは、運動のパフォーマンス向上をサポートする可能性が高いとして熱い注目を集めているのです。
参考:スポーツ栄養web、植物性料理研究家協会web