9月、秋を迎えつつある今、肌は、夏を過ごした細胞の生まれ変わりを進めています。
紫外線などから受けた肌ダメージは、秋へ持ち越すことなくリセットへ。
■表皮の新陳代謝は、28日間で行われる
肌の一番外側にある表皮は、厚さわずか0.2mmですが、常に細胞が新陳代謝によって生まれ変わっています。
傷や日焼けのあとが回復するのは、表皮の細胞が常に生まれ変わっているからです。表皮の一番下にある基底層で細胞が生まれ28日間ほどかけて肌表面に押し上げられ、一番外側の角質層となった後は、垢となって剥がれ落ちます。
よって、今の肌表皮は1ヶ月ほど前からある細胞によって構成されているということです。
夏の間、知らず知らずのうちに浴びた紫外線により、シミのもとであるメラニン色素が作り出されているかもしれません。夏の間に受けた肌ダメージは、今、行われている新陳代謝で残すことなく排出していくことが大切です。
■肌環境を整えて、秋の美肌を目指す
スムーズな新陳代謝は、日々のスキンケアから。まず肌の汚れを落とすクレンジングは、ぬるま湯で力を入れずに行い、こする、引っ張るなどをしないようにしましょう。
化粧水、美容液のお手入れは、たっぷりめの量で行うことがおすすめです。
乾燥が気になる場合は、化粧水をシートに含ませたシートパックで集中保湿をするのも良いでしょう。
新陳代謝を促す成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されると言われます。
就寝前にはスマートフォンなどを見ないよう心がけて質の良い睡眠をとり、ビタミンCをはじめとした抗酸化物質をとり、スムーズな新陳代謝につながるライフスタイルを。
参考:「スキンケア大事典」株式会社毎日コミュニケーションズ