気温が下がり、過ごしやすくなる季節ですが、朝晩は、意外な冷え込みがあることも。からだに冷えを感じる前に、足裏のツボ押しで、血流を促してみませんか。
■からだの神経が集まっているツボ
脳にからだの情報を伝えるのが、神経です。そして神経が集まっているところが「ツボ」と呼ばれます。からだ内外のストレスで、神経の流れが滞ると、からだの各部位から、脳への情報伝達がうまくいかなくなり、さまざまな不調につながりがちです。
脳はからだ全体の情報を司っているとされるので、ツボを押して、集まっている神経の通りを良くすることで、からだの不調に働きかけると言われます。からだのツボは、3000以上あるとされ、近年ではWHO(世界保健機関)が統一基準を決めるなど、東洋医学でも西洋医学でもツボの効果が注目されています。
■足裏のツボ「湧泉」(ゆうせん)
気温が下がってくると、からだ全体の血流が滞りがちで、新陳代謝への影響も気になります。そんな時は、足裏のツボ押しがおすすめです。
足裏の万能ツボと呼ばれる「湧泉」は、全身の疲労を回復させ、血行と新陳代謝を促すとされるツボで、疲れやだるさを感じるときにも良いとされます。
長時間立っていて、足がむくむ時などにもおすすめです。足の第2指(親指の隣の指)の骨をかかと側にたどり、少しくぼんだところにあるのが、「湧泉」です。手の親指の腹をツボに当て、足先に向かって押し上げるように左右それぞれ3〜5回押します。
また、ツボ押しの前後に、足首からふくらはぎへかけて、ボディローションなどを塗布して、マッサージするのも良いでしょう。デスクワーク、家事の合間のちょっとしたリフレッシュに。