〜加齢で変化、腸内環境〜
60代がターニングポイント?
●年齢と共に変化する腸内環境
生まれたその時、赤ちゃんの腸内は無菌状態で、生後に親などからもらった菌が腸内に入りこみ腸内環境がつくられます。そのため子供の腸内の細菌バランスは両親と似てきますが、遺伝によって似るわけではありません。
その後、食生活や生活習慣により多少の変化はあるものの、通常の生活を送る限り、腸内の細菌バランスは大きくは変わらないようです。
ところが、60歳を過ぎたころから腸内細菌のバランスが大きく変わり始めることがわかっています。善玉菌が徐々に減り、悪玉菌が増え始めるのです。
70代以降は、さらにウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌といった病原性の高い悪玉菌が急増し善玉菌が減っていきます。このような変化の原因はまだわかっていませんが、加齢により腸内環境が自然に悪化していくことは明らかなようです。
健康を維持していくためには、腸内環境を良い状態に保つ努力をしたほうが良さそうです。
●よい腸内フローラとは
腸内細菌は、腸壁の粘膜にびっしりと生息していて、まるでお花畑(フローラ)のように見えることから腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ばれます。
腸内フローラの理想的なバランスは、善玉菌2割、悪玉菌1割、残り7割が日和見菌である状態とされます。日和見菌は優勢なほうに味方をするので、この割合だと健康な状態を保つことができるのです。
さらに健康な腸を目指すには、腸内細菌のバリエーションが多いことが必要ということです。腸内細菌の種類が多いほど、腸粘膜のバリア機能が高まり、外から入る細菌やウィルスに対しての免疫力が整うからです。
腸内細菌の種類が多い人は、病気のリスクが低下するという報告もあります。1日にとる食品の数を増やすと、腸内細菌と腸内細菌のエサとなる栄養素の両方の種類が増えて、さまざまな腸内細菌が活発に働くことを期待できます。
善玉菌が育ちやすく、腸の味方となる食品として推奨されているのは、ヨーグルトや納豆などの発酵食品、海藻などの水溶性食物繊維、果物などに含まれるオリゴ糖、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)を含む魚などです。
参考:『新しい腸の教科書』 株式会社池田書店
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