美しくクリアな肌は、すこやかな角質にやどる。

「角質がたまる」「古い角質の除去」「角質ケア特集」など、耳にすることも少なくない「角質」ですが、実際にはどのようなものなのか、どんな働きをしているのかご存じでしょうか。

■わずか約0.02ミリの薄い層が、肌の美しさを決定づける
角質の層である角質層は、肌の一番外側、つまり肌の表面にある厚さわずか約0.02mmの薄い層です。角層細胞と角質細胞間脂質で構成されており、その大きな役割は肌のバリア機能を担って水分を肌に閉じ込め、保湿し、外的な刺激から肌を守ること。キメが整った、うるおいのある美しい角質層は、肌に透明感をもたらし、ハリとツヤを与えます。角質層は肌にとってなくてはならない、とても大事な役割を果たしているのです。

■角質層のコンディションを保つ、規則正しいターンオーバー
肌の新陳代謝であるターンオーバーが正常におこなわれていると、角質細胞は角質層の外側へと押し上げられ、肌から垢となってはがれ落ちていきます。しかし、空調による乾燥、からだの冷え、紫外線、加齢などが原因となって角質のターンオーバーが鈍ると、役割を終えた角質がはがれ落ちずに厚くなりすぎることも。この角質が厚くなってゴワゴワした状態を角質肥厚といい、毛穴の溝が深くなり毛穴の黒ずみや開きが目立つようになります。

■古い角質の蓄積をなくして、スキンケアが届く肌に
本来はがれ落ちるべき古くなった角質が肌に残ってしまうと、その状態でいくらスキンケアをがんばっても次のステップの効果は感じにくくなります。水分・油分・栄養などの肌への受け入れを、分厚い角質の壁が阻んでしまうのです。そこで必要となるのが、角質を適切に除去するお手入れです。肌のバリア機能という大切な役割を担う角質を守りながら規則正しいターンオーバーを促すためにも、週に1~2度の角質ケアを取り入れてみてはいかがでしょう。普段のクレンジングステップに加える新習慣で、美しくクリアな肌を保ちましょう。

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