〜美の源泉? “ビタミン”〜
日々の食事から摂る栄養素は、肌の状態に関係
●ビタミン不足と肌トラブル
肌のカサつき、赤み、ニキビ、ムズムズなどは、不快に感じるだけでなく、メイクの仕上がり、時には、メンタルにも影響を及ぼします。これらの肌荒れは、日々の食事の栄養バランスが関係していることが多いとされます。特にビタミンB群の不足は、肌荒れや皮膚のトラブルとの関係が深いようです。
ビタミンB2やビタミンB6は、肌細胞をつくるタンパク質や糖質の代謝をサポートします。「美肌ビタミン」とも呼ばれるビタミンB2は、皮脂の分泌を調整し、ビタミンB2が不足すると皮脂の分泌が過剰になり、ニキビができやすく、ニキビの悪化につながることもあります。ビタミンB2は、肉類や魚介類、大豆製品、海藻類に含まれ、レバー、ウナギ、納豆、海苔などが身近な食品です。
●肌の味方、ビタミンACE(エース)
気になるシミ、年々深くなるシワ、改善したいタルミ。これらへの対策は、スキンケアに加えて、日々の食事からできます。肌の美しさに関係する代表的なビタミンは、ビタミンA、C、Eで、まとめてビタミンACE(エース)と呼ばれます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を保護する作用があり、ビタミンCは肌の中で、過剰にメラニン色素が生成されるのを抑制し、肌真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を促します。ビタミンEは、全身の血の巡りを良くして顔色を改善、細胞の新陳代謝を促し、ハリやツヤを与えます。ビタミンACEが含まれる身近な食品として、サツマイモ、トマトが挙げられます。
ビタミンを摂ることもスキンケアの一部と捉えて、日々の食事でのビタミンの摂取に留意したいものです。