年齢を重ねるにつれ変化していくボディの肌。全身を鏡で見るとその意外な変化に驚くことも。首筋からデコルテ、肘から手首、ヒップから太腿などは年齢を語るともいわれます。ボディの肌の仕組みと特長を知り、より美しくハツラツとしたボディの肌をめざしていきましょう。
顔よりもたるみやすいボディの肌
肌表面は、肌の奥にある真皮層のコラーゲン、エラスチンといった繊維が支えています。加齢でこれらの構造が変わり支える力が弱まると、表皮が重力により下方へ向かい、たるんだ状態になります。ボディの肌は真皮層、その下にある皮下脂肪が顔に比べて多いため、たるみがでやすい構造です。また皮下脂肪の下にある筋肉も多いに関係します。筋肉が多く皮下脂肪が少ないとたるみが起きにくく、筋肉が少なく皮下脂肪が多いとたるみがおきやすくなります。男女共に首回り、胸、おなか、二の腕、ヒップ、背中といった部位は、特にたるみが目立ちやすいところです。たるみが大きいとたるんだ部分に影ができ、たるみがより立体的に目立ってみえます。
ハツラツとした印象は、うるおい肌から生まれます
ボディの肌の構造は顔と同じですが部位によって皮脂腺や汗腺の数、皮下脂肪の厚さが異なります。胸や背中は皮脂腺が多いためニキビなどの肌トラブルが起こりやすく、腕や脚は、皮脂腺が少なく乾燥しやすくなります。また首、腕、脚は、紫外線にさらされる機会が多いためシワやシミなどが現れやすくなります。年齢を重ねるとボディの肌悩みも増えがちで、できるだけ肌を見せないスタイルを選びたくなるかもしれません。しかし、多少のシワやシミがあっても、うるおいが保たれたハリのある肌は、健やかでハツラツとした印象を与えます。ボディのスキンケアも顔と同様に丁寧に行い、首やデコルテ、手足を堂々と見せる軽やかなスタイルを楽しみましょう。
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