現代の瞳がかかえるブルーライトの影響と対策とは。

IT化の進んだ現代では、仕事中はパソコンと向き合い、電車などでの移動中やカフェでひと息つくときまでもスマホでSNSやニュースをチェック、自宅ではテレビ番組やタブレットでの動画視聴、ゲームなど、一日中目の休まるヒマがありません。目の酷使が過ぎると、眼精疲労やドライアイなどを引き起こしますし、よく耳にするブルーライトの影響も気になります。

■正しく知って、気をつけたい、ブルーライトの影響。
LEDを使用したパソコンやスマホ、テレビからも多く放出されるブルーライトは、可視光線の中で最も紫外線に近い波長域の光です。波長が短く散乱しやすいため、目の中で像がぼけやすく、ピントのずれが生じたり、目が疲れやすくなるといわれており、網膜へのダメージなども懸念されています。また、昼間に浴びる太陽光と波長が近いこともあって、就寝前にブルーライトを多く浴びると、体内リズムの乱れや不眠につながる場合もあるため注意が必要です。

■すこやかな目を保つために心がけたいこと。
パソコンやスマホなどを使う際は、「目と画面の距離は50〜80cmほど離す」「目に負担がかからないよう、10~20度上から画面を見下ろすように低めにセットする」「照明がディスプレイに映り込まないようにする」「1時間に10分ほど目を休ませたり、窓の外の風景や遠くの山や緑を見る」といったことを心がけましょう。目のまわりのマッサージや蒸しタオルを当てたホットパック、全身のストレッチなどで血液の循環をよくすることも目の疲労回復に効果があります。また、目の健康によいとされるビタミンA・B群・C、ルテインなどの栄養を豊富に含む食品を積極的に摂るよう心がけましょう。

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