8月も近づいて、もうすぐ本格的な夏がやってきます。年々、地球温暖化の影響もあるのか35度を超える猛暑日や、夜になっても25度を下回らない熱帯夜も増え、流れる汗も増加しがちです。汗と一緒に流失してしまうビタミンやミネラルが不足してしまわないよう、栄養補給には十分気をつけましょう。
■水分補給だけでなく、ミネラル補給も忘れずに。
汗で失いやすいミネラルの代表は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムの4つ。ナトリウム、マグネシウム、カリウムは、脳の情報伝達、神経系の働き、骨・筋肉の働きの維持に関わっており、不足すると、手足のつり、ふるえ、寒気などがおこることもあります。カルシウムは、丈夫な骨を維持することはもちろんですが、神経系の働きの維持にも重要な役割を果たします。猛暑の夏は、熱中症予防の水分補給とともに、ミネラルの補給も忘れずに行いましょう。
<おすすめの食品>
ナトリウム:ミネラル分を含む自然塩
マグネシウム:ナッツ類、大豆・大豆製品、玄米、海草
カリウム:ウリ科の野菜、果物、大豆・大豆製品、イモ類
カルシウム:乳製品(牛乳・ヨーグルト)、大豆・大豆製品(豆腐・納豆)、魚(丸ごと)、小松菜、水菜、ひじき
■ビタミンB群がたりないと、エネルギーがつくれない。
水溶性ビタミンであるビタミンB類は、食事で得た栄養をエネルギーに変える大切な働きを担っています。糖質をエネルギーに変えるときにはビタミンB1が、タンパク質や脂質をエネルギーに変えるときはビタミンB2、B6などが必要に。たとえどんなに大量の糖質、脂質、タンパク質を摂取していたとしても、ビタミンB群が不足していると、からだに必要なエネルギーを生み出すことができないのです。
<おすすめの食品>
ビタミンB1、B2、B12:豚肉、レバー、大豆・大豆製品、カツオ、マグロ、鮭、サンマ、玄米、全粒粉
ビタミンB6:レバー、バナナ、さつま芋
ビタミンB群もミネラル類もそうですが、それぞれが協力し相互に影響し合うことで、しっかりとした働きができるようになります。
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ビタミンもミネラルもバランスよく補給して、暑さや紫外線などで疲れやすい夏を元気いっぱいに過ごしていきましょう。