春の食材を、食卓に。

やわらかな日差し、ふんわりと暖かな風、春の陽気を感じる日が多くなってきた今日この頃。
この時季ならではの春の食材を食卓にとりいれませんか。季節の変わり目は、私たちのからだの変わり目でもあります。
この時期からだが必要とする栄養を、エネルギー満ちる旬の食材から美味しく摂りましょう。

■からだは冬の“緊張モード”から春の“リラックスモード”に。
冬の間は、寒く乾燥した環境から身を守るため、からだは全般的に緊張モードで交換神経優位にあります。
しかし春が近づき、だんだん温かくなってくるとからだは副交感神経優位となりリラックスモードに傾いてきます。そうすると内臓や筋肉は弛緩し、血液や水分の気の巡りも活発に。
そんなときに代謝のエンジンとなるのが肝臓。春、忙しくなる肝臓の働きをサポートする栄養を春の食材から摂り入れていきましょう!

■春が旬の食材
季節の食材は、からだがその時期に必要とするファイトニュートリエントや栄養を含みます。
フキの地下に伸びた茎から咲く花の蕾で独特の苦みがあるフキノトウは、カリウム、アルカロイド、ケンフェロール、フキノリドなどを含み、肝臓の働きを補って、春ののぼせや血流によいとされます。
タラの芽は、カリウムが豊富でむくみや血流をケア。ウドはクロロゲン酸、アスパラギン酸、セリはビタミンCやβカロテンを豊富に含みます。
またタケノコ、アスパラガス、新キャベツは食物繊維が豊富です。
春の味わいを楽しみながら、からだを整えていきましょう。手軽に済ませたいときは、サプリメントを活用しても!

参考:「マンガでわかるはじめての和食薬膳」一般社団法人 家の光協会