ふんわりと春を感じる今日この頃、服装が軽やかになると、さりげなく浮き出てくるのは、からだのライン。からだのラインを決めるのは・・・?
■からだのラインは、筋肉と脂肪で決まる
からだの印象は、細部ではなく輪郭の「アウトライン」と、筋肉と筋肉の境目にある溝やくびれを指す「セパレーション」で決まると言われます。
男性の場合なら、逆三角形のアウトラインが、健康的で引き締まった印象とされます。背中や胸に筋肉がつき、ウェストが締まり、ヒップが上をむき、太ももの大腿四頭筋が縦に割れていて、腹筋には筋肉のセパレーションがあるようなイメージです。
女性の場合は、くびれがある美しいカーブのアウトラインが望まれます。肩から腕にかけてのくびれとウェストのくびれ、脚とお尻の境目にはっきりしたセパレーションがあり、腹筋は縦にうっすら2、3本の溝が見えるセパレーションが良いようです。
筋肉があっても必要以上に脂肪がついていると、その脂肪が重力によって下方へ垂れ、全体的に緩んだ印象になります。
また脂肪が少なくても、適度な筋肉がないと、不健康な印象になりがちです。体脂肪はエネルギーを貯蔵し、保温や代謝など重要な役割を持っていますが、必要以上の体脂肪、特に内臓脂肪は、健康上好ましくないことがわかっています。一方、脂肪が少なすぎると、皮膚や髪のツヤが無くなったり、体調不良につながる場合もあります。体脂肪率などを参考に、自分のからだの現状を見つめても良いかもしれません。
■年齢を問わず、整えられる筋肉
健やかで美しい、引き締まったからだのアウトラインには、栄養バランスのとれた食事、筋トレなどの運動習慣が大切です。
一般的に人間の筋肉量は30代に入ると減少して年々減り続けるとされ、中高年世代は、筋肉増加が難しいと言われます。
しかし、高齢者が筋トレを継続的にすることにより、筋肉量が6週間後、12週間後に増えたという報告もあり、高齢になっても筋肉を増やすことは可能なようです。※
自分のからだのラインをコントロールできるのは自分だけ。意識して整えていきたいものです。
※株式会社ナツメ社「筋肉を作る食事・栄養パーフェクト事典」P26
参考:株式会社ナツメ社「マンガでわかる 脂肪だけを狙って落とす!徐脂肪ダイエット」、株式会社ナツメ社「筋肉を作る食事・栄養パーフェクト事典」