まだ冷たさの残る風に乗ってやってくるスギやヒノキの花粉や黄砂、室内に舞うハウスダストなど、春先特有のムズムズがつらいこれからの季節。花粉飛散量が増えると言われる地球温暖化の影響も気になるところです。そんな憂鬱なシーズンをできるだけ快適に過ごせるように、常にコンディションを整え、免疫力を高く保てるよう心がけましょう。
■バランスのとれた食生活と十分な睡眠を
免疫力を高めるためには、栄養バランスの良い食生活や、質の良い睡眠を十分にとることが大切です。抗酸化作用があると言われるビタミン類の中でも、特にB6、C、Eは、積極的に摂りたいもの。反対に、高脂質、高たんぱくの食生活や、過度のアルコール、タバコの煙などは避けておきたいところです。また、睡眠不足が重なると免疫やホルモンのバランスを崩しやすくなってしまうため要注意。規則正しい生活を心がけましょう。
■ふだんから積極的に摂りたいのは、こんな食品
鮭やサンマ、サバなどの魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸EPA・DHA、からだの中でEPA・DHAに変換されるαリノレン酸、腸内環境を整える乳酸菌、ポリフェノールに属するフラボノイド類を豊富に含むカテキンやビーポーレン。ビーポーレンは、古くからヨーロッパで食品として用いられ、たんぱく質・脂質・糖質をはじめ、アミノ酸・ビタミン・ミネラルなど多くの栄養を含んでいることから、「スーパーフード」や「パーフェクトフード」と呼ばれて注目される食材。ビーは「Bee」=ミツバチ、ポーレンは「Pollen」=花粉、文字通り「ミツバチの花粉」のこと。必須アミノ酸や栄養素がぎっしり含まれる栄養価の高い成分として知られています。