夏もピーク、暑さが本格的なこの時季を快適に過ごせるよう積極的に対策をとっていきましょう。水分補給も間違えると危険なことになる場合があります。日ごろから正しい知識を持って安全に過ごしましょう。
WBGT値をチェックしましょう
温度、湿度に加えて「暑さ指数WBGT（Wet-Bulb Globe Temperature、湿球黒球温度）」というものがあります。
温度、湿度や輻射熱（※）、気流を総合的に計算して算出する指数でWBGTが28℃を超えると、熱中症になる人が急激に増えるという報告があります。
WBGT値は環境省が日々発表していますので、チェックする習慣をつけるとよいでしょう。
お家を涼しく。香りの工夫も
エアコンを使う場合は、サーキュレーターや扇風機をエアコンの送風口にむけることで、冷気を部屋に循環させることができます。
ハッカ、ミントなどの香りは体感温度を下げるとされます。エアコンがないところにスプレーするなどして活用するのもよいでしょう。
お出かけの際は日傘を持っていてもできるだけ日陰を歩きましょう。携帯できる小型ファンもおすすめです。
水分補給は水だけでなくイオン（電解質）も一緒に
おうちにいてもお出かけ時も水分補給は小まめに行いましょう。
のどが渇いたと自覚するとき、すでにからだは約2%の水分を失っていて脱水状態の一歩手前になるといわれます。
からだの水分の5%を失うと脱水症状や熱中症になるとされます。
また、汗をかくと水分だけでなくイオン（ナトリウム、カリウム、マグネシウム）も失われます。
水だけをとり続けると体液のイオン濃度が低下し細胞が通常の働きをしなくなってしまい、筋肉痙攣や脱水症状の原因にもなると言われています。
水分補給にはイオンの摂取も同時に行いましょう。
※輻射熱とは、地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます。
参考：環境省熱中症予防対策サイト、大阪ガスサイト「節電の鍵は、エアコンの上手な使い方」
