夏肌の悩みを遠ざける、スキンケアのポイントとは。

汗や皮脂量が多くなる夏の肌は、ギラギラとしたテカリや毛穴のつまりがおこりやすい状態。見た目の清潔感をそこなうだけでなく、さまざまな肌トラブルを引き起こすこともあるため注意が必要です。夏肌のコンディションを知り、正しいスキンケアを心がけましょう。正しいスキンケアを心がけましょう。

■過剰な皮脂は、毛穴の悩みやニキビの引き金に。
分泌された皮脂が毛穴につまって古い角質と混ざると、角栓になります。この角栓が毛穴をふさいで盛りあがり目立つ状態になったのが「つまり毛穴」、角栓が酸化して黒ずんで見えるのが「黒ずみ毛穴」、多量の皮脂や角栓によって毛穴が広がったのが「開き毛穴」、肌のたるみによって毛穴がしずくのような形に広がったのが「たるみ毛穴」です。毛穴の悩みの多くは、過剰な皮脂と関わりが深いことがわかります。
毛穴につまった皮脂はまた、ニキビの原因のひとつにもなっています。何らかの理由によってふさがった毛穴の中に皮脂がたまり、皮膚の常在菌であるアクネ桿菌(かんきん)が増殖すると、炎症を起こして毛穴が赤く腫れあがります。さらに炎症が広がると、おさまった後でも大きなくぼみとなったニキビ跡ができてしまうこともあります。

■夏に気をつけたい、スキンケアのポイントは?
汗や皮脂量の多い夏だからといって、不快なベタつきを徹底的に落とせばいい、というわけではありません。強すぎる洗顔料でゴシゴシ洗ったりせず、ふかふかに泡立てた泡でやさしく洗ってあげましょう。また、汗ばむ肌をうるおいと勘違いしたりせず、保湿もしっかりと。皮脂やうるおいを失いすぎた肌は、残された水分を守るためにますます多量の皮脂を分泌してしまうからです。今年の夏のスキンケアは、①肌を清潔にする、②肌の水分・油分のバランスを整える、③肌を保護する、の3つのポイントを忘れずに、みずみずしく涼しげな肌で過ごしましょう。

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