スキンケア以上に気をつけたい、冬のボディケア。

冬の寒さと乾燥が進むにつれて、肌が乾燥し敏感になってしまうのは、全身に共通の悩みです。にもかかわらず、顔中心のスキンケアばかりに気をとられ、ボディのケアがおろそかになってしまっていませんか。皮脂の分泌が少ない上に、衣類などの摩擦刺激を受けるボディの肌は乾燥しやすく、つっぱりや粉吹き、かゆみなどのトラブルが発生しやすいもの。顔のスキンケアと同じように、念を入れたお手入れを心がけましょう。

■ただでさえ少ないボディの水分量が、冬になるとさらに低下。
顔と比べ、ボディの水分量は全体的に少なめで、特に脚などは常に水分量が低い状態にあります。外気の乾燥に加え、暖房による乾燥も重なる冬になると、肌から水分が奪われやすい上、汗や皮脂の量が減少することから水分量がさらに低下して、とても乾燥しやすい状態に。熱めのお湯につかることが増えるバスタイムでも、多くの皮脂が洗い流されてしまうことで、より多くの水分を逃がしやすくなってしまいます。特に入浴後10分を過ぎると肌の水分量が急激に減少するため、なるべく早く保湿ケアを行ってあげることが大切です。

■パーツごとに異なる、ボディの水分量を知っておこう。
顔もボディも基本的な肌の構造は同じです。しかし、ボディの方が真皮や皮下脂肪が厚いという傾向があり、各部位ごとに角質層の厚みや皮脂の分泌量、水分量などが異なります。肌に感じるトラブルや悩みが、ボディのパーツによって異なるのもそのためです。背中、胸、腹部といったボディの中心部は、水分量が比較的多く皮脂腺も多いため、ニキビなどのトラブルが起こりやすい部分。かかと、手のひら、ひじなど、関節の内側は、角質層が厚いため、荒れやすい部分。腕や脚は、皮脂腺が少なく水分量も低いため乾燥しやすい箇所です。各パーツの特徴に応じた適切なケアで、寒さと乾燥の厳しい冬も、うるつやボディを守りましょう。